第32回 IS News【モノ探しを減らす現場改善!ロケーション管理】
いつもお世話になっております。
アイ・エス・システムズ IS News担当です。
みなさんは探し物をよくする方ですか?
ビジネスパーソンが仕事に必要な物を探している時間は、
なんと年間150時間にも及ぶそうですよ。
もし10名のチームなら年間1500時間…!
このロスを改善できれば業務効率アップは間違いないでしょう。
そこで!今回のIS Newsは、モノ探しを減らす現場改善!
ロケーション管理についてお送りしたいと思います♪
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「全ての基本は“5S”から」
モノ探しを減らすというキーワードで、
“5S”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
5Sとは、
整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもので、
改善の基本となる一般的な考え方です。
みなさんご存知かと思いますが、
確認だと思って以下に答えてみて下さい♪
・要るものと要らないものを区別し、
不要品を捨てることを何と言いますか?
・置き場所、数量、置き方を決めることを何と言いますか?
答えは簡単!
前者が「整理」で、後者が「整頓」です。
これらの5Sがきちんと出来ていると、
・ムダなモノやスペースがなくなる
・素早く商品が取り出せる
⇒結果、管理がシンプルになってモノ探しが減る!
といったメリットがあります。
現場改善の前提条件ですので、ぜひ見直してみて下さいね。
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「ロケーション管理を始めよう」
5Sは完璧なのに、モノ探しに時間がかかっている…
そんな方には「ロケーション管理」が有効です。
ロケーション管理とは、
商品の出し入れを効率的に行うために、
ロケーション(保管場所)を管理することを言います。
初めの第一歩は、
「棚番(商品がどこにあるかを示す住所)」を決める事。
ではどのように決めればよいのでしょうか?
一般的な区分では、
・列
・連
・段
があります。物流業ではお馴染みですよね。
また、より大きな倉庫では「エリア」を追加する場合もあります。
こうして「棚番」を決めると、
“棚番を見ただけで商品の場所が分かる”ようになります。
つまり、モノ探しの時間短縮が可能になるのです!
次に、ロケーション管理を行っていく上で、
どのような運用方法があるかご紹介します♪
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「固定ロケーションとフリーロケーション」
ロケーション管理の主な運用方法には、
固定ロケーションとフリーロケーションの二つがあります。
【固定ロケーションとは】
商品ごとに保管する場所を決める運用で、
ピッキング効率が高く、保管効率が低いのが特徴です。
・商品のあるなしがパッと見で分かる
・シンプルな運用方法である
といったメリットがありますが、
無駄な空きスペースが発生してしまうデメリットもあります。
【フリーロケーションとは】
空き場所に商品を保管していく運用で、
ピッキング効率は低いですが、保管効率が良いのが特徴です。
・保管場所が狭い
・棚の変更を頻繁に行っている
といった現場には最適ですが、
運用がとても複雑になる為、システム導入は必須と言えます。
一概にどちらの運用が良い悪いというものはありません。
大事なのは、どちらが自社にあっているかを見極めることです。
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「現場の“やりたい”を実現する」
最後に、ロケーション管理を行う上で、
お客様からご相談頂いた課題とその解決法についてご紹介します。
★空ロケーション指示機能
【課題】
入荷時に空いているロケーションを探すのに時間がかかっている。
【解決法】
予めシステムに登録しておいたロケーションマスタの中で、
在庫が無いロケーションをハンディターミナルに表示。
【導入効果】
ロケーションの誘導により、棚入れ処理が効率アップ!
★ロケーション移動機能(シリアル管理時)
【課題】
仕掛品を一度出荷して別のロケーションに入荷する際、
出荷と入荷という2つの処理が非常に手間である。
【解決法】
出荷処理と入荷処理を、ロケーション移動処理として一括でまとめる。
【導入効果】
処理を単純化し、作業者の負担を軽減!
★仮置きロケーション登録機能
【課題】
入荷直後では正式な置き場所が決まっていないため、
仮置きができる仕組みが欲しい。
【解決法】
入荷時に仮置きのロケーションで自動入庫する機能を追加。
【導入効果】
置き場所が決まった後に作業ができる。
仮置き忘れがなくなった。
いかがでしたでしょうか?
弊社のiSTARTERシリーズは、
このように最小機能単位で自由に組み立てが可能です。
何か始めてみたい、今ある仕組みにこんなことを追加したい!
といったご要望がございましたら、ぜひご相談下さいね。
▼ロケーション管理(お客様事例)
http://www.is-systems.co.jp/library/voice/1
※ページ下部にお問い合わせフォームがあります
今回のIS Newsはこれでおしまいです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
また次回のIS Newsでお会いしましょう!