第26回 IS News【工数管理で作業のムリ・ムラ・ムダを改善!】
いつもお世話になっております。
アイ・エス・システムズ IS News担当です。
みなさん“ミズスマシ”と言うと何を思い浮かべますか?
入社当初、私の“ミズスマシ”は水辺の昆虫でした。
ですからお客様から“ミズスマシ”の工数管理がしたい、
とお聞きした時は、脳内にハテナが浮かんだものです。
ものづくりの現場で働いている方はご存じですよね。
さて、今回のIS Newsは工数管理で作業改善!のお話です。
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「工場で活躍する“ミズスマシ”」
生産現場では各工程に部品や資材を供給し、
製品の移動をする作業者を別名“ミズスマシ”といいます。
“ミズスマシ”は水辺をスイスイ自在に泳ぐ昆虫。
この自由に動き回る様子が工程内を巡回する動きと似ており、
“ミズスマシ”と呼ばれるようになったそうですよ。
ただ“ミズスマシ”の人員計画は管理がしづらくて、
客観的な検証が十分でないケースも多くあります。
そのため生産量の変動があったタイミングで、
ラインに欠品が発生してしまうことも少なくないそうです。
やはりどんな現場でも作業改善を行うためには、
人の仕事、工数を見える化する必要があると言えます。
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「工数を見える化する」
工数管理をしていない現場はほとんどないと思いますが、
管理しているといっても多いのはこのパターン。
“手書きの作業日報管理をしているだけ”
しかしそれでは集まった情報を見える化するのは困難です。
そこで!弊社ではお馴染みですが、
ハンディターミナルを活用したデータ収集をお勧めしています。
この時のポイントは、詰め込みすぎないこと。
特にシステム化の経験がない方、失敗された経験がある方は、
欲張らずにシンプルに行いましょう。
・いつ
・誰が
・何を
・いくつ
これらのたった4項目でもデータが集まってこれば、
何らかのムリ・ムラ・ムダのヒントが見つかるはずです。
何よりこうした作業現場の見える化は、
改善文化を作り、GENBAの活性化も促進することもできます。
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「その他よく頂くご質問」
では最後に、工数管理を始めよう!というお客様から、
よく頂く3つの質問をご紹介します。
【1】「既存の上位システムと連携できますか?」
こちらについては連携可能なケースが大半ですので、
お気軽にご相談下さい。
もし分かりかねる内容があればご担当者様に代わって、
情報システム部様にヒアリングさせて頂くことも可能です。
【2】「離れた場所からも状況が見たいのですが…」
このご要望は改善テーマを問わず多いご質問ですが、
弊社の『Webクライアント』を合わせてご活用頂ければ可能です。
Webブラウザを活用した仕組みなので、
社内ネットワーク上の複数のパソコンでの参照ができます。
【3】「データ出力してExcelなどで自由に加工したい!」
もちろん対応可能です!
やはりExcelなどは多くの方にとって身近なものですし、
細かいことや自由度を持たせたい事にはもってこいのツールです。
システムにグラフ機能などを持たせることもできますが、
まずは機能もお金もかけすぎず、シンプルな仕組みをお勧めします。
以上、いかがでしたか?工数管理のイメージは湧いたでしょうか。
現場改善の成功の秘訣は、
“できることからコンパクトに始める事”
これに尽きます。
まずは皆さん、できることから始めてみませんか?
今回のIS Newsはこれでおしまいです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
また次回のIS Newsでお会いしましょう!
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◆編集後記【年賀状からヘビが飛び出る?】
先日、AR技術を活用した年賀状をお店で見かけました。
それは年賀状に印字された画像をスマートフォンで読み取ると、
画面上に干支の巳が浮かび、新年の挨拶をしてくれるというサービス。
AR(Augmented Reality)は日本語で拡張現実といい、
現実世界にコンピュータによる付加情報を重ね合わせる技術。
スマートフォンの普及により様々なサービスが登場してきましたが、
同じ世界を見ているのに違う世界を見ている人がいると思うと、
ちょっぴり不思議な気持ちになりますね。